2005年3月1日(火)
無事に千穐楽を迎えました

2月28日(月)
ひつ月の幕が下りました。お芝居の最後幕が下りると普段は柝(チョーン)と入るのですが、今日はチョンチョンチョン、、、、、、、、チョーンと幕が下りていくときになって、舞台上で目がウルウルしてしまいました。今月は本当に体力的な部分でぎりぎりで、途中でだめかも知れないと、考えてしまうほどでした。夜間病院に行ったり、帰る途中で救急車で運ばれたりと色々あった公演でした。でも座組みの幕内は川中座長のお人柄のまま、とても明るく楽しい楽屋でした。今回は事故後初めての公演であり、事務所の万台など色々あり、新生徳永しのぶの誕生となれた気がしました。

2月27日(日)
いじめられた〜〜〜
衣装を着替えるとき衣裳部屋へ自分の衣装を、衣裳部屋の廊下にある棚から自分の衣装を持って衣装部屋に入って、気付けをしていただくのですが、今回は帯が全部作り帯で、胴に巻くものと後ろの結び目が別れています。衣装とその帯を持っていくのだけれど、この二日ほど、3つあるのだけれど、結び目のほうを間違えて二回持っていってしまいました。皆に笑われたので今日こそはと、二つをしっかり違うと認識して、自信満々で「今日は間違てないです」と言ってお衣装さんに渡したら「違う〜〜」と言われたので「間違いない、ちゃんと確認してきたもの」と言ったら、どうやら楽屋の同室の沢木蘭野さんが自分のものと入れ替えていたらしい。柄が同じで色が紺と青の違いでそっくり。またまた大笑いをされてしまった。見分けられなかった自分が悔しい〜〜〜「蘭蘭、いつか仕返しを〜〜」

2月00日
今回はリアルタイムで日記がかけなかった。
最終稽古のとき演出の山田先生より、皆様に一言と「今日まで色々苦労してここまで仕上げてきました。本番に入り、お客様や他の役者さんなどが見て、色色な意見が出てくると思う。でも一度しか見てない人の意見に惑わされて勝手に芝居を変えないで欲しい。僕たちで作り上げてきたものだから」と。何だかとても嬉しくなりました。細かい演出で追い込まれていくような気分になりながら頑張って先生についてきた役者たち。この一言で連帯感jが出た気がする。

その先生が27日の打ち上げには次の作品の為に出席できなかったけれど、お手紙がありました。「若い役者諸君へ。稽古ではいろいろ言ってきたが、本番に入り日々変わっていく君たちを見て嬉しかった」この若手に私が入るのかどうかは判らないけれど、たぶん私もその中の一人に入れて頂けてるだろうと思い嬉しかった。

2005年2月20日(日)
やった〜

うそのように元気になった。普通に元気でいることがこんなにも幸せなことだとは。感謝感謝。ようやく舞台に足が着いた感覚。とたんに自分のお芝居のあちこちが気になり手直しを始める。
今回は妻女4人での出番が多く他の方との接触が少ない。たとえば、おかしいことに同じ楽屋にいながらも、川崎麻世さんなんかは、舞台では拝見していますが、生、川崎さんに楽屋で会うことがない。

写真は我が藩殿。丹羽貞仁さん。隣は戸川様役、東てるみさん

2005年2月15日(火)
体調が悪い日々

お稽古中からみんな風邪を引いていて、本番に入っても、皆すっきりしないよう。私も初日から救急で病院に運ばれたり、いまだに具合が悪い。体調管理も自己責任のうちだけれど、舞台でこれだけ汗をかいて、すぐ袖で早代わりで着替えて又舞台に出る。これを繰り返していたらなかなか、疲れも重なってよくならない
情けないかぎりです

2005年2月12日(土)
私の楽屋
 

お国替えを何度もさせられとうとう姫路から
越後村上の雪深いところまで来てしまい、
藩の財政も苦しい。
こんな広い奥書院にこの火鉢一つ。
この火鉢の何気ない取り合いがとても面白い
 
2005年2月6日(日)
無事に初日が明き、初めての一回公演

藩士の妻女たち左から棟形寿恵さんお園様、次が私
次が斉藤レイさんお紋様、沢木蘭野さんお里様
4人の役柄上での縦の世界が面白いです

   

楽屋全体で風邪を引いている感じです。お稽古からお休み1日もなく、ここまで突っ走ってきて、
疲れが、第一弾ピーク。かく言う私も昨日、坂本冬実さんに以前紹介していただいていた、喉のお医者さんに行って、喉に注射を打っていただいた。とても楽になりました。

2005年1月25日(火)
お稽古も中盤

お稽古が始まって真ん中。今回の演出の先生、山田孝行先生は初めてお会いする先生。稽古初日に、
「暗い稽古場は嫌いです。明るく皆さんのやりたい様にやって見せてください」そうおっしゃった。

演出はとても細かく見てくださって、久しぶりの舞台だしとても緊張が抜けません。毎日川中美幸さんや
東てる美さんから差し入れがあり、活気溢れる日々です。

演出の先生は教えて、何回かやらせて出来ないと、役を変えていくという、その意味では本当に厳しい、
昔懐かしい稽古場風景です。

私も武家の妻女の位の雰囲気が出せず、産みの苦しみ状態です。

2005年1月9日(日)
明治座 2月川中美幸公演 日記

今日、台本をもらう。
しばらくの間は藩についてお勉強しなくては。



明治座2月 川中美幸公演日記りか劇場