1997年  劇団剣一平公演

これは松井誠さんの劇団の若手座長公演です。
その頃は若手二人がいてそれぞれに公演を行い、まだ松井さんの所は養成所がなかったので、
外部からかなりの役者さんを呼んでいた。
ホテルでの公演で、口立て芝居というのを初めて経験しました
大まかな筋をいわれ、「僕の最後の台詞はこうです」「そうしたらこうこういって下さい」「はいでは本番で」・・・
みんなそれぞれ解散して自分の部屋で台詞を覚える。
後は本番・・・緊張するのなんてものではありませんでした。
それが3,4日で演目を交代していくわけですから、気が抜けない毎日でした。 

あとビックリしたのは、ショーの方で、一平さんが、ショウーは2曲踊ってください。
1曲は僕が振り付けしますから、1曲はご自由にどうぞ。
えっ・・ご自由に・・うむむ・・。
踊りもなんだし、歌も素面じゃ恥ずかしいし、結局歌いながら踊ってごまかす事にしました。
しかし!!あるとき、テープのA面とB面を間違えて知らない前奏がかかりました。
音響の役者がごめんなさいとえっーー!
すぐさま「カラオケ?歌入り?」と聞くと「歌入りですと」いうので、そのまますぐ舞台へ飛び出して、即興で踊りました・・・
大汗を掻きました。残念ながらこの時の写真はないのです


この写真はこの劇団の時のものではなく
新宿コマで1992年一日だけの公演で
米倉ますみ公演。
私一人芝居で瞼の母のお母さんと、忠太郎を早代わりで二役。
あの広い舞台で一人、気持ち良かったです