平成18年8月御園座


桂 三枝 喜劇 特別公演

一部 脚本・中村 進 演出・鈴木ひがし
「喜劇・四ツ橋心中」

二部 「桂三枝・爆笑創作落語」

三部 原案・生恵幸子 脚本・演出・小国正皓
「明日元気になあれ!」


この公演は三枝さんの案により、開演前に舞台上で朝のご挨拶がありました。

毎日、挨拶する人を次から次へと順々に指名して行き
挨拶を(話)して、なんと、最後には落とし話に持っていかなければならない
落としとは〜〜〜笑〜〜〜。
その後、三枝さんが締めて、「今日も頑張ろう!おー!」
で、それぞれがスタンバイする。
なかなか緊張の日々でした
千秋楽には数人ずつと写真を撮ってくださり
幕が下りるまでには、サインをしてくださり、額に入れ
皆に配ってくださった

三枝さんは3本出ずっぱりで、体力的にもご自分でも持つかどうかの
ぎりぎりのラインで千穐楽を迎えたのでした


1部は「喜劇・四ツ橋心中」
時は江戸、舞台は大阪・四ツ橋。
四ツ橋とはその名の通り川が十字に流れてそれぞれの川に
橋が四箇所架かっておりました。ここは心中の名所でありました。
遊女梅乃(かとうかず子)と、鍛冶屋の息子源やん(桂三枝)
源やんは周りからの反対を押し切り、本気に自分を好いていてくれるか、
心中事の一芝居を打つのであったが。。。。。その顛末は

この舞台は橋しか出てきません
橋がくるくる回ることによって場面が変わるのです

私は、夜鷹、お蝶
夜鷹とはお店にいられない、身体を売る商売女で、ござを持っていて
そこでお仕事をいたすのでございます



夜鷹・お蝶



2部は三枝さんの、ご本業
「爆笑・創作落語」

毎日毎日、会場が割れんばかりの笑でした

3部は「明日元気になあれ!」
長かった戦争の日々が終わり、逞しい復興の槌音が焼け野原に響き渡る
大阪難波難波界隈の焼け跡に、急ごしらえのバラックが立ち並ぶ闇市。
その一角にある「楽々食堂」店は芸人達の溜まり場になっいた
そこの看板娘(かとうかず子)と、漫才師、華乃家新月(桂三枝)
をめぐる人情話である
二人はやがて新コンビとなっていくのである

その中で私は
最初の闇市の客と
寄席の漫才師、立花家 歌女。
相方は夫婦の歌若(曾我廼家八十吉)さん
三枝さんの先輩役でした

この曾我廼家八十吉さんがとても素敵な方で、松竹新喜劇の方で
こうしてみよう、とか、ああしてみようとか
とても勉強になりました




幕開きの闇市、スリの吉野悦世ちゃんと。




漫才師、立花家 歌女




そして、夫婦、相方でとった写真です。